観桜記――神田川を遡る(一) [桜]

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 ずいぶん長いこと連載している「観桜記」であるが、読者諸賢は見飽きていないだろうか。すでに東京では桜の季節が終わり、若葉が芽吹いている。桜が咲いていたのがうそのように、木々は青々とした葉で覆われた。しかし、桜の季節に撮りためた写真がまだまだ残っている。これを埋もれさせることは、私には出来ない。さんざん桜を見たという方もおられようし、忙しくて見に行けなかったという方もまたおれれようが、しばらく続くこの「観桜記」をご覧になり、過ぎ去った桜を思い出していただければ幸いである。

 昨年は、神田川の早稲田から江戸川橋間の桜を見に行った。今年も見に行こうかと思っていたけれども、一度行ったところよりも、新しいところへ行ってみたい。同じ神田川でも、もっと上流を目指してみようと思った。
 何年か前、桜の終わったころに大久保の方へ行って、帰りに淀橋を通ったら桜の並木があって、桜の咲いているときに来てみたいと思っていたことを思い出した。さらに、西武新宿線下落合駅の北側の神田川沿いに桜の並木があったことを思い出した。この二つの地点の間には、桜の並木が続いているはずである。

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 下落合駅からすぐの新堀橋からスタートする。

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 久保前橋から。
 撮り終って停めておいた自転車に戻ろうとしたところを後ろから声をかけられた。六十くらいの女性である。記念写真を撮ってくれと言われるのかと思ったら、おにいさんあの上に登ってみたかと言う。この橋の脇に、落合水再生センターに登る階段がある。女性はそこを指している。

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 いえ、登っていません。
 あの上からの眺めはいいですよ、登ってごらんなさい。
 ということで登ってみたら、こういう風景に出くわしたのである。

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 下流方向。

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 いつの間にか幼稚園の一段が橋の上に並んでいた。お散歩だ。
 幼稚園のお散歩というのは、いい。小学校中学校高等学校にもお散歩があればいいと思う。

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