はじめての東京マラソン（三）

　日比谷でも父を見つけることが出来なかったので、新橋から銀座線で浅草に移動する。

　五キロごとにランナーの通過タイムが携帯で見られるようになっていて、それをもとに浅草の通過時間を予想して待つ。

　一緒に観戦していた母が父を見つけて、私に教えた時には目の前を通り過ぎており、後ろ姿しか撮ることが出来なかった。

　新宿で見たドラえもんが走っている。

　浅草でやっと父を捉えることが出来たが、やはり正面から撮りたい。

　というわけで、蔵前から月島に移動した。

　ここで、ようやく父の走っている姿を写真におさめることが出来た。三万人以上のランナーが走る巨大イベントだから、その中から自分の応援する人を見つけるのは至難の業である。
　やはり、事前に応援するポイントを示し合わせておくのがいいだろう。


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