はじめての東京マラソン（二）

　新宿から地下鉄で日比谷公園に移動する。
　移動の途中、東京マラソンのコース地図を広げている人や「○○がんばれ」などと書かれた段ボール片を持った人をの何人も見た。私と同じように、応援のために先回りするつもりなのだろう。

　「医師」と書かれた服を着ているのは、まさに医師である。
　このような大規模な大会だから、いつどこで急病人が発生するかわからない。そのために、医師が待機したり、一緒に走ったりしている。
　AEDもいたるところに設置されていた。

　ここを通って品川で折り返し、またここを通る。だから、探すにはいい場所だと思った。
　

　沿道では、こうやって企業ごとに陣を張り、飲み物や食い物を提供している。
　未成年と思しき人もいたが、アルバイトも動員されるのだろう。たいへんなことだが、企業としては広告になるでなあ。

　けっきょく、ここでも父は見つけれらず。あまりに人が多すぎるんだもの。
　


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