石神井公園の午後 [公園・庭園]

 新しいレンズの試し撮りを兼ねて、久しぶりに石神井公園に行ってみた。
 このブログを始める前、カメラを買ったばかりの頃に来て以来だ。
 今年の夏は、灯篭流しを撮りに来ようと漠然と考えていたのだが、機会を逃してしまっていた。
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 石神井池。
 石神井公園は、東の石神井池と西の三宝寺池の二つの池が中心である。 

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 旧内田家住宅。
 石神井池の南側の丘に池淵史跡公園というのがあって、縄文・弥生時代の竪穴住居、中世の溝の遺構が見つかった場所なのだそうだ。
 旧内田家住宅は、同じ練馬区内の中村から移築したという。ガイドの方によると、明治期の建築というから、この公園には縄文から明治までの歴史が積み重なっていると言えるだろう。

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 山鳩。
 園内のいたるところで見かけた。人間に慣れているのか、逃げない。

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 三宝池のほとり。
 まっすぐ伸びた蔓に柿の実のようなものが付いている。何という植物だろう。
 教えてください。

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 茶色の木々が午後の陽射しに照らされて美しい。

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 白い大きな鳥の後ろ姿。
 鷺か。なかなか首を上げてくれなかった。

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 こういう木の実を見ると、おいしそう、と思ってしまう。

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 紅葉が残っていた。
 左上に鳥が止まっている。

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 鴨。

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 散り残りたる葉が一枚。
 
 石神井公園に来たのは何度目だろう。
 三宝池のほとりにある豊島屋でおでんをつつきながら昼酒を飲みたいと思うのだが、毎度時間に余裕がないので叶わず、今回も同様であった。
 豊島屋というのは、漫画『孤独のグルメ』に登場した店である。

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冬枯れの新宿御苑 後 [公園・庭園]

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 旧御涼亭から。

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 昭和天皇の成婚を記念して建てられた。
 昭和天皇の成婚と言えば、「宮中某重大事件」である。
 私は最近、佐野眞一さんの『枢密院議長の日記』(講談社現代新書)を読んだ。これは、倉富勇三郎という人物の日記を部分的に翻刻し、解説を加えたもので、たいへんに面白かったのだが、倉富は宮中某重大事件についても詳細な記録をつけている。長らく手つかずだった倉富日記が、最近になって佐野さんの手で一般読者の目に触れるものとなった意味は大きいと言わねばならない。

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 台湾閣とも呼ばれている。

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 暗い道の先に、煌々と光る二つの三角形。
 たまたま三角ポールがあるところに陽が当たって、周りが暗いものだから、自ら発光しているように見える。いい光景だと思った。

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 土中からガラスの瓶の一部が顔をのぞかせていて、印字された「唐」の文字が読み取れる。
 埋もれていたものが、土が削られて姿を現したのだろう。考古学者の気分(?)。

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冬枯れの新宿御苑 前 [公園・庭園]

 十二月十九日。
 時間が出来たので、新宿御苑に行って来た。
 春の桜の撮影以来だ。
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 銀杏はあらかた散って、根元に葉が積もっている。

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 枯れた景色。
 しかし、これもまたいい。
 花が咲く時期ではないので、来場者は少ない。

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 メタセコイア。たぶん。

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 東京では、ほとんど雪が降らないから、こういう枯れた木々の姿が、冬の訪れを感じさせる。

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 まだ赤い葉をつけている木もあった。

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 春はあれだけ賑わっていた桜苑地も、今は誰もいない。

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燃え上がるような三学亭の紅葉 [公園・庭園]

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 十二月九日。
 江古田公園とその隣の氷川神社を経て、哲学堂公園に入った。

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 これは、メタセコイアだろう。
 最近、色づいたメタセコイアの魅力に気づき始めた。

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 四村橋口から延びる道沿いの木。
 これも、メタセコイアだろうか。ちょっと違う気がする。

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 菖蒲池。
 池の周りの植物はほとんど枯れてしまって、ススキだけが風になびいていた。

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 菖蒲池から時空丘に登る途中にある、演繹観(傘型亭)。
 前回、唯心庭の紅葉が美しかったが、今回は散ってしまっていた。もう、紅葉はダメかなと思っていたら、こういう光景に出合ったのである。

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 ここは林の中にあって日当たりが悪いので、紅葉も遅いのだろう。

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 時空丘に出てみると、燃え上がるような紅葉が目に入って来た。
 前回、まだ緑色が残っていた三学亭に生える木の紅葉である。

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 圧倒されるような色である。

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 上は三学亭の屋根。下は宇宙館の屋根。

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 紅葉の間から見る四聖堂。

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 三学亭のシルエット。

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 今年の哲学堂の写真は、これでおしまいになるだろう。

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 哲学堂公園を出て向かったのは、近くの七星山光徳院である。

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 寺の裏からは、サンシャイン60が見える。

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江古田公園の遅い紅葉 [公園・庭園]

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 十二月九日。
 近所の江古田公園(えごたこうえん)に行ってみた。
 妙正寺川の両岸が公園になっている。北側は遊具があって開けているが、南側は木々が茂っている中を未舗装の細道が走っている。

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 日当たりが悪いためか、まだ紅葉が残っていた。

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 公園は、氷川神社の裏手に繋がる。
 珍しい切り株。竹槍のようだ。

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静かなる箱根山 [公園・庭園]

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 戸山公園の奥に、箱根山という場所がある。
 標高四十四.六米の文字通り「山」なのだが、自然に出来たのではない。ここは昔、尾張藩の下屋敷で、庭園の池を掘って出た土で造った築山である。山の手線の内側で、(人工の山としては)最も標高が高いのだそうだ。

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 山と名が付くところを登るのだから、その行為は登山と言わねばならない。
 昨年初秋に高尾山に初登頂したから、一年数か月振りの登山である。

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 箱根山の頂上が見える。もう少しだ。

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 頂上からの眺め。新宿のビル群が見える。

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我が思い出の戸山公園 [公園・庭園]

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 大学の入学式の翌日だったか翌々日だったか忘れたが、あるサークルの新歓コンパに行った。四月のこととて、花見である。大学の正門に集合して、連れて行かれたのが、ここ戸山公園である。先輩たちは、ガスコンロを用意して、キムチ鍋を作ってくれた。寒くなって来たのでお開きとなり、今度は同じ公園の別の場所で花見をしている他のサークルのコンパに合流したが、こちらも寒くなったので移動するということで、先輩たちに付いて行くと駅前の居酒屋の座敷で二次会が始まった。在学中、その居酒屋へは週に二度のペースで通うことになる。

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 紅葉の時季になると、もう外で飲み食いできないくらい寒い。一月前であれば、シートを敷いて酒宴を催せるだろう。これも学生時代の話だが、ほぼ毎秋、東北出身者で集まって「いも煮会」をやった。いも煮とは、里芋、肉、野菜を煮た汁とも鍋とも言える料理で、これをつつきながら酒を飲むのがいも煮会である。青森県だけは、いも煮文化が皆無とは言わないまでも相当に希薄であり、秋田県、岩手県の出身者からはいも煮への愛着をそこまで感じないのだが、山形宮城福島三県出身者のいも煮へのこだわりは、強い。山形がそもそもの発祥と言われるから、そこから東と南に広まった文化だろう。
 ある年、一斗缶を改造してコンロを造り、火を起こそうとしていたところへ、見回りのオヤジがやって来て、「おいおい、何をしているのだ」と言う。「これからいも煮をやるのです」、「それは何だ」、「いもを煮るための、コンロです」、「ダメだダメだ。ここは火気禁止だぞ」、「え、しかし、コンロで火を焚かないことには、いもを煮ることが出来ません」、「ダメだダメだ。そんなものを持ち込んではいかん。あそこの看板にも火気厳禁と書いてあるだろう」と、こういうようなやり取りがあった。オヤジが看板を指した手を見ると、人差し指と中指に、火のついた煙草が挟まれていた。

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 この公園の近くに、泥棒のアパートがあって、そこに張り込んだこともある。と、書くと刑事のようだが、私は刑事ではない。まあ刑事ごっこをしたわけだが、相手はまぎれもない泥棒であった。その泥棒は、某県の学校の教師になっているらしい。泥棒をした者が学校の教師になって「人の物を黙って取ってはいかん!」などとやっているのだから(やっていないかも知れないが、子供が盗みをしたらそう言うだろう)、世も末である。

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紅葉山公園は、まさに紅葉の山だった [公園・庭園]

 なんだかんだと年末の忙しさで更新が滞っていたが、とうとう二週間前の写真を掲載するというよう具合に相成った。撮影日と掲載日とは、出来る限り差がないようにするのがいいのだろうけれども、まあそううまく事は運ばない。
 今回は、中野区立の紅葉山公園の紅葉をお届けしよう。
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 中野駅の南口を出て線路沿いを新宿方面に向って歩くと、なかのZEROという文化施設があり、その裏手が紅葉山公園である。駅から徒歩十分程度だ。

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 あいにくの曇り空で、今にも雨が降り出しそうだった。こういう天気は、撮影に向かない。

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 立て続けに三匹と出合った。住みついているようだ。

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 奥に見えるのがなかのZERO。

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 池の周りが一番賑やかだ。晴れていたら、もっとよかっただろう。

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新井薬師公園と北野神社 [公園・庭園]

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 新井薬師公園は、中野通りを挟んで二つに分かれている。中野通りの東側はそれなりの大きさで、西側は飛び地のように小さいが、池があっておじさんたちが年がら年中釣り糸を垂れている。公園の池で釣りをしていいのかどうかわからないが、ここでは禁止されていないのだろう。

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 公園の隣には、北野神社がある。
 酉の市の余韻がまだ残っている。今年は行ってみようかと思っていたが、結局行けなかった。

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 新井薬師公園が見える。

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先々週の哲学堂公園(もう散っています) [公園・庭園]

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 やはりリアルタイムの掲載は無理である。今回は、先々週の哲学堂公園。

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 この公園の主と言うべき猫。
 当ブログにも、何回か登場願った。なんだか、前よりも元気になっているような気がするのだが。

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 まさに、燃えるような紅葉である。

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 場所によっては、まだ緑が残っていた。

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 築山のような高いところにある三学亭。
 日本的なものを表しているのだそうだ。三学とは、平田篤胤・林羅山・釈凝然なのだそうだ。

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 三学亭から四聖堂を紅葉越しに見る。
 四聖とは、孔子・釈迦・ソクラテス・カントだそうだ。

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 先ほどと、同じ猫。
 後を追ってきたらしい。顔を覚えられたか。

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 唯心庭。

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 もうちょっと更新のペースを上げなくては。しかし、最近は、仕事のストレスがひどいので、わからない。

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